1歳~6歳の幼児にみられるアスペルガーの特徴チェックリスト
2018/08/28
幼児に見られるアスペルガーの特徴を、チェックリストの形式でまとめさせていただきました。
また、チェックリストの種類を2種類用意したので、具体的な問題点を探すために、チェックリストを活用することも可能になっています。
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アスペルガーを判断するためのチェックリスト
以下の項目を確認して、もし、チェックリストに対して5個以上の該当が見られる場合、要注意と判断したほうが良いでしょう。
・小走りが目立つだけでなく、つま先立ちを良く行う
・意味もなく、その場でくるくると回ることが多い
・意味もなく、その場でぴょんぴょんと飛び跳ねることが多い
・気になるものを長時間見つめてしまう
・キラキラしているものを見る時、目を細めてしまう癖が目立つ
・同じ動作を繰り返すことが多く、手を顔の前でくるくると良く動かす
・同じ姿勢を保つことが困難で、且つ、泣き出してしまうことが多い
・不安になると、いきなり動きがぎこちなくなる
・走る際の姿勢が不安定、もしくは、走り出した際に転倒することが多い
・汚れている床でも寝転んでしまうことが多く、ソファーなどをあまり使用しない
・非常階段、エスカレーターといった空間を嫌がる
・人の真似をすることが多いが、上手く真似することができないことが多い
・キャッチボールが上手くならない
・コップを使用する際に、内容物が良くこぼれてしまう
・注意しても話をしっかりと聞かない
・同じ失敗を繰り返すが責められても反省しない
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コミュニケーションのチェックリスト
以下の項目を確認して、もし、チェックリストに対して5個以上の該当が見られる場合、コミュニケーションに難があると判断したほうが良いでしょう。
・別れ際のバイバイ(ジェスチャー)を上手く行えない
・自分の手で物を触ることを嫌がる、且つ、他の人の手を取って取ることがある
・欲しいものの名前を言葉で言わない、指差すことのほうが多い
・表情の変化が乏しく、辛そうな表情が中々変わらない
・年上とのコミュニケーションを嫌がることが多い
・相手の表情を読み取れない
・特定の人物にべったりとくっつくことが多い
・人付き合いの距離感をつかむことが苦手
・空気を読めないため失言が目立つ
・状況に応じた声の大きさを理解できない
チェックリストからわかること
チェックリストは、あくまでもアスペルガーの可能性を判別するためのものです。
というのも、チェックリストのすべてに該当した幼児であっても、幼児に見られるアスペルガーの特徴が、長く続くと決まっているわけではないからです。
子どものうちは、恥ずかしさ、責任を理解できないため、アスペルガーとほぼ同じ行動を繰り返している幼児もいます。
善悪の区別が無いからこその行動なのですが、親から良く叱責される、もしくは、周りの子どもと成長が違っていることを認識すると、なにが良いのか、ダメなのかを理解できるようになるのです。
なので、幼児に見られるアスペルガーの特徴を、チェックリストを通じて判別された方は、家族だけの問題だと思わないほうが良いでしょう。
もし、問題が段々とエスカレートしてしまうようであれば、病院で診断を受けたほうが良いことも多いです。
子どもというのは、アスペルガーで無かったとしても、甘えられる内は徹底して甘えようとするものです。
このような行動を通じて、自分に優しい人物、そして優しさの必要性を学んでいきますので、他の子どもと違っているという理由だけで、差別的な言動、対応を取らないように注意しましょう。
子どもの場合、愛情があまり注がれないという事実は、自分の存在そのものの否定だと考えることもあります。
すると、社会に出る前から自閉症のような症状、うつのような症状に悩まされることが多くなってしまうので、優しい対応で、健全な精神を宿せるよう配慮したほうが賢明なのです。
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