周りの友達となじめない叩いてしまう幼稚園のアスペルガーの対応
2018/09/09
幼稚園が行っているアスペルガーへの対応を特集しています。
今では、アスペルガーそのものが広く認知されているので、幼稚園の対応も変わってきましたし、その中には、独特な対応でアスペルガーを改善するコツも存在します。
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否定することを減らす
アスペルガーの特徴に、自分は偉い、もしくは、自分の行いは間違っていないという思考パターンが存在します。
そのため、アスペルガーに対して頭ごなしに説教を行う、もしくは、他の子どもとなぜ同じことができないのかと問い詰めるのは、ほとんど効果の無い行動だと理解したほうが良いでしょう。
というのも、否定されるということは、幼稚園の中にいても隔離されていることと変わらないからです。
幼稚園が行っているアスペルガーへの対応の中には、このような形で孤立してしまう幼稚園児に対し、あまり否定することなく接するというケースが増えてきました。
また、否定を絶対にしてはいけないと言うわけではありません。
というのも、幼稚園児であっても成長していくからです。
アスペルガーは、精神的な部分、もしくは共同生活に関する理解力が弱く、また、本人に悪意があって問題を起こしているケースが少ないです。
なので、あまりにも否定が目立つ場合は、自分の存在を否定されていると思うようになり、アスペルガーの問題だけでなく、自閉症に多く見られる、積極性を欠く人付き合いが顕著化してしまいます。
重要なのは認めてあげること、そして、人生相談を行ってあげられるかどうかでしょう。
アスペルガーは悩みが少なく、自分勝手に生きているだけではありません。
心の中では、自分は周りと打ち解けることができない、孤立しているのは辛いと思っているわけです。
なので、どのような行動を繰り返すと状況が悪化するのか、その部分のみ、否定も混じえて教えてあげるようにしましょう。
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近くで見守るだけでずいぶんと変わる
アスペルガーの思考パターンは、今では、過去に比べてずいぶんと明らかになってきました。
例えば、甘やかしてくれる相手に依存する、頼れる相手を見つけることを率先して行う、好きな相手といる時間を長くしたいと思っていることが多いです。
普通に考えると、甘えたい年頃なので、このような行動は問題ではないと判断できます。
ですが、アスペルガーの場合は、このような行動をどのような時でも繰り返して良いと、思ってしまうので注意しましょう。
その影響もあり、自分が好きな相手を他の人に取られてしまう、かまってもらえる頻度が下がってしまうことに対し、強いストレスを感じることが多いのです。
では、どのようにして距離を置くのかというと、それは、あまりこちらから近づき過ぎないよう配慮することです。
見守るだけでも精神が安定しやすいので、後は、相手の反応を見て行動するようにしましょう。
友達作りの成功が鍵となる
幼稚園が行っているアスペルガーへの対応の中には、意図的に友達作りを進めるというものがあります。
最近では、アスペルガーではない幼稚園児であっても、友達作りに対して強いストレスを感じることがあるのです。
なので、友達作りを進める場合は、なるべく要望を理解してから、友達作りを進められる状況を作り出しましょう。
幼稚園児の中には、なるべく自分に従ってくれる相手と一緒にいたいこともあります。
なので、平均的な付き合いを希望しているのではなく、ある程度は要望が叶っていないと関係が良好にならないことを理解し、友達作りを進めたほうが賢明でしょう。
また、お菓子などを一緒に食べるなど、一緒にいる時間を増やす努力も重要です。
すると、温和な関係を作り上げられるだけでなく、友達作りは楽しい、それほどストレスが溜まらないことを理解できるようになります。
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