文字より絵!アスペルガーについてマンガで読めるおすすめ本
2018/01/29
アスペルガーを解説しているマンガを案内しています。
自分が気に入っているマンガだけでなく、今では、良く評価されるようになったマンガも特集しているので、アスペルガーのすみずみにまで詳しくなれる、そんな内容の3冊を学べるようにもなっています。
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拝啓、アスペルガー先生
アスペルガーを解説しているマンガの中で、特にオススメできる1冊が、拝啓、アスペルガー先生(マンガ版)です。
なぜ、拝啓、アスペルガー先生という作品をオススメするのかというと、それは、体験、そして臨床心理士としての経験が綴られている1冊だからです。
マンガでアスペルガーを解説している著書は多く存在しますが、体験談、もしくは医師としての具体的な経験に触れているものは少ないので、とりあえず、ためになりそうなものを読みたいという人にもオススメできます。
実際に、一般的な著書と比較すると、なぜアスペルガーになってしまうのか、今までの臨床を通じてわかったことはなんなのかが書かれています。
そして、その中には現代特有の理由で、アスペルガーになってしまう人もいる、そんな現実も描かれているのです。
文章だけではわからないアスペルガーの苦痛、そして、治療を受けるだけで晴れやかな気持ちになれるという事実を、拝啓、アスペルガー先生から学べるようになっています。
また、治療だけでなく教育にも言及しているところが、拝啓、アスペルガー先生の魅力でしょう。
子育て、社会人の教育で考え方は違ってきますが、年齢別のアスペルガー、そしてアスペルガーになりやすい人の特徴も解説しているため、アスペルガーの全体図を学びたい人にとっても、拝啓、アスペルガー先生はオススメできる1冊です。
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毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で
毎日やらかしてますという作品名で有名なのですが、マンガを通じてアスペルガーの悲しみ、自己の記録を赤裸々に語っているのが、本作品の大きな魅力でしょう。
通常であれば、自分の恥ずかしい話、もしくは、うつのような感情が過去にあったことは、人に教えたくないものです。
ですが、毎日やらかしてますでは、その名の通り、毎日やらかしていることを赤裸々に語っているのです。
例えば、自宅だけでなく、オフ会ではどのような問題を起こしてしまったのか、そのような内容をマンガで伝える努力をされています。
今では、インターネットを通じて、多くの人とコミュニケーションを取れる時代になりました。
ですが、これだけでアスペルガーが減るということはなく、ネットがあっても、それなりのストレスを感じてアスペルガーになってしまう、アスペルガーの問題を悪化させてしまう人もいるのです。
毎日やらかしてますでは、他人だけでなく、家族にも迷惑をかけてしまう場面が描かれており、アスペルガーはどのようにして反省するのか、どんな心境となるのかをまとめて学べるようになっています。
作品内では、ハプニングの連続に見舞われるシーンも多く出てくるので、マンガらしい雰囲気を大事にしている、アスペルガーそのものも、わかりやすく伝えている1冊として評価できます。
親子アスペルガー、子育て・学校生活、トラブルな毎日
親子アスペルガーに関する話を、まとめあげている1冊となっています。
アスペルガーのマンガでは、個人が周りに迷惑をかけてしまう話が多いので、意外と親子関係を取り扱っているものは少ないです。
また、すぐに泣いてしまう子どもを見て、親はどのような感情を覚えるのか、どのような対処が必要なのかも描かれています。
長く読んでいると、親子そのものに感情移入してしまう場面も多いので、ハートフルな作品を読みたい方に対して、オススメできる1冊として評価できます。
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