病院でのアスペルガーの検査方法って?費用からかかる時間まで
アスペルガーかなと思ったら
アスペルガーの診断は、病院で医師の診断を受けるのがいいのですが、アスペルガー専門の診療科は少ないのも現状です。
一般的には内科で診断を受けることになります。
このサイトでは、アスペルガーの診断がどのように進められていくのかを紹介します。
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アスペルガーの診断方法
アスペルガーの診断は現在の症状、生育環境、知能レベルを調べることによって行われるのが一般的です。
問診で聞かれる内容は以下のようなことです。
・現状(精神の状態、体の状態)
・抱えている悩み
・症状がいつから出始めたか?
・最近起こってきた症状や状態
・現在の仕事の内容と就業状況
・家族について
・本人の性格
・対人関係の悩みやトラブルについて
・子供のころどんな性格だったのか?
・生まれた時の状態
・常用している薬、病歴
場合によっては、脳波の検査が行われることもあります。
とくに、子供のころの様子やエピソードなどを重点的に聞かれます。
母子手帳があれば持っていくとスムーズに理解してもらうことができます。
アスペルガーかどうかの診断にはアメリカ精神医学会の「DSMーⅣーTR」。
あるいはWHO(世界保健機関)の「ICD-10」という基準が使われます。
客観的な指標によってアスペルガーかどうかの診断が下されます。
診断にあたっては本人の知能レベル、本人のコミュニケーション能力、二次障害の有無が診断のポイントになって来ます。
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検査時間と費用
アスペルガーの検査の時間は1~2時間の考えておけばいいでしょう。
費用も保険が適用されるので、検査事態は3000円ほどの負担で検査することができます。
診断書が欲しい場合は、別途で2500円くらいかかります。
しかし、アスペルガーの診断書はすぐに出せるものではなく、早くても最初の診断から半年後ほどに貰うことができます。
症状の状態が悪く、精神障害者保健福祉手帳を受けたいと思っている場合は、無理せずに早めに診断してもらうほうがいいですね。
無料で検査する方法
病院に行くと検査はもちろんお金がかかりますが、じつはアスペルガーの検査を無料で受けることができる方法があります。
それは、発達障害支援センターで検査することです。
ここならアスペルガーも専門的に扱っていますし、アスペルガーだと思っていても、じつはADHDだったりと、ほかの似たような障害とも区別して判断することができます。
アスペルガーは治る?
アスペルガーは現状の医学では治すことができない病気です。
しかし、その症状を医学的な方法によって回復させることが可能です。
医学的な方法の効果については、個人差が非常に大きいので、症状が回復する場合としない場合があります。
一方で医学的な治療では効果が見られなかったアスペルガーが心のケアによって回復することもあります。
例えば、日常の生活を過ごしやすくする(ストレスを減らす)ことがアスペルガーの回復に有効なものとなります。
アスペルガーの治療にあたっては、医学的な方法と心のケアを併用するのが現状では一般的です。
早期治療のすすめ
アスペルガーの症状はそのままにしておくと悪化したり、ほかの精神疾患を発病してしまうこともあります。
それを防ぐためにも、早期治療がお勧めです。
一旦アスペルガーの症状が回復しても、根治したわけではないので、再発の可能性が0ではないので、医師の指示に従った、再発の予防も必要になってきます。
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