アスペルガーは発達障害なの?関連性とその違いとは
アスペルガーは発達障害?
アスペルガーは発達障害ですか?という質問をしばしば聞きます。
完全に間違っているわけではありませんが、アスペルガー=発達障害というものでもありません。
アスペルガーは発達障害に分類されていますが、アスペルガ―以外にも発達障害に分類されている疾患があります。
ADHDと自閉症がその主なものです。
このサイトでは、アスペルガー、ADHD、自閉症の違いについて紹介します。
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アスペルガーの症状
アスペルガーが発達障害に分類されている理由に以下のような一見幼稚にも映る症状があります。
知能レベルや会話をすることには問題はありませんが、空気を読んだり、相手の気持ちを考えることができないために、対人関係や社会性に問題が起こります。
パターン化した行動しか日常生活で送ることができませんので、新しい問題が起きてきたときにはどうしてよいかわからなくなってしまい、パニックとなります。
アスペルガーは、根治はしませんが、症状を回復させることができます。
例えば、日記を書くことはアスペルガーの症状の回復に効果があります。
ADHDの症状
ADHDは集中力が無くなり、落ち着かなくなります。
このような特徴によってADHDは発達障害として分類されています。
ADHDによって、集中力が減少すると、ミスが増えてくることになります。
落ち着きが無くなり、会議などで長時間座っているのも苦痛になります。
気持ちが衝動的になり、お店などで順番待ちをしたりすることが苦痛になります。
相手の話に対して急に割り込んでしまうことも起こります。
ADHDも回復可能な疾患です。
医療機関での医学的な治療法が効果的です。
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自閉症の症状
自閉症の場合には言語の能力に明らかな障害が現れてきます。
自閉症は先天的な要因が強い疾患です。
大人になっても子供の様な話かたをするので、発達障害に分類されています。
自閉症の場合は言語の能力の未発達に加えて、対人関係・コミュニケーション能力の低下(オウム返しのような反応)。
特定の行動パターンへの強いこだわりが現れてきます(頭を壁に打ち付けたりするような行動を示すこともあります)。
社会性の低下がみられる場合もあります(家族と他人の区別がつかなくなります)。
自閉症は、先天性の疾患で、根治どころか回復さえも難しいと考えられています。
それでも、繰り返しのトレーニングによって、社会性やコミュニケーション能力を回復させていき、ある程度は普通に生活を送れるようになることもあります。
まとめ
発達障害には様々なものがあります。
アスペルガーとそれ以外の発達障害では、治療法も異なってきます。
発達障害=アスペルガーと素人判断することなく、医療機関での診断のもと、適切な治療を行っていくことが必要になります。
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