自分しか見えていない積極奇異型のアスペルガーの特長
2016/08/24
アスペルガーの積極奇異型の典型的な特徴
アスペルガー症候群の中には積極奇異型と呼ばれるタイプがあります。
アスペルガー症候群の積極奇異型は非常に愛情あふれる性格です。
どんな人に対しても優しさを投げかけることが出来ることができます。
しかし、TPOをわきまえず行動してしまうところがあるので、本人の持っている優しさがマイナスに作用してしまうこともあります。
周囲からは厚かましい人として認識されてしまうことがあります。
アスペルガー症候群の積極奇異型を発症してしまうと、一般の人よりも大きな声を出してしまう傾向にあるので、話しかけられた方が驚いてしまったり、恥ずかしいと思うこともあります。
相手の顔をしっかり見ながら、更には接近させて一方的に話かけてしまうので、周囲は当惑を隠せなくなります。
本人は自覚症状がないので、対処に困ってしまいます。
周囲への愛情表現のつもりでやっているので、どうにもなりません。
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人間関係
アスペルガー症候群の積極奇異型の人は人間関係に独特のものがあります。
自分が気に行った人に対して、いつでもそばにいようとします。
自分の気に入った人が見えないと、探しまわる事さえもあります。
愛情のためにそうしているだけなのですが、相手の都合などは全く考えないので、トラブルを起こしてしまうこともしばしばです。
しかし、悪意をもって相手に接することがないので、トラブルは頻発しますが、長期化することはありません。
集中力に欠けるところがあるので、会議中に急に立ち上がったり中座したりしてしまいます。
問題人物として見られることが多いのですが、仮に自分の気に入った相手と相思相愛の関係に慣れれば、非常に円滑な人間関係となることもまれにあります。
距離
アスペルガー症候群の積極奇異型の人は周囲との距離感が一般の人とは異なっています。
非常に近い傾向にあります。
必要以上に接近してきて相手を驚かせてしまいます。
距離の取り方を根気よく周囲から教えてあげると、改善してきます。
仕事に於いては、対人関係の業務は上手く行かないことが多くなります。
電話での応対業務やネットを介した業務では、相手の方で距離感や時間を調節できるので、上手く行くことが多いでしょう。
周囲の人に対して、気楽に触ってしまうことがあります。
これも愛情表現なのですが、相手は気分を害してしまうこともあるので注意が必要です。
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無関心
アスペルガー症候群の積極奇異型の人は自分の愛を周囲にふりまくのは大好きで積極的に行いますが、相手の愛情に対しては無関心であることが多くなります。
愛情に対して、愛情で返そうと相手が思ったとしてもそれは成立しないことになりますので、恋愛関係になることは不可能となります。
自分の愛情を相手に伝えればそれで満足なのです。
結婚できずに一生独身で過ごす場合も多くなります。
相手の気持ちを理解するのはトレーニングによって改善させることも可能です。
威圧
アスペルガー症候群の積極奇異型を発症してしまうと相手に対しての威圧感が増してしまうことがあります。
どんな人でも大声で顔の目の前に顔が合ってしゃべると、怖さを感じてしまいます。
本人にとっては愛情からしていることなのですが、威圧感を相手に与えてしまうことになるので、人間関係が壊れてしまうこともあります。
愛すべき存在
アスペルガー症候群の積極奇異型の人はどんな人に対しても愛情を平等に持つことができます。
愛情表現の仕方を本人が心得ていないので、周囲からは誤解されることもおおいのですが、それがすべて愛情から来ていることを周囲が理解できれば誤解も解けることになります。
周囲にいつも愛情を与えてくれる、愛すべき存在としてアスペルガー症候群の積極奇異型の人は認識されていくようになるでしょう。
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