アスペルガーライフ

アスペルガーでも楽しく生きてく!をモットーに、アスペに役に立つ知恵や日々のこと、困ったことなどを発信しているサイトです。

*

えっ?というタイミングで起きるアスペルガーがキレる場面と対処法

      2017/05/15

アスペルガーな本当にキレやすいのか?

個人的な意見ではなく、アスペルガーの本当の心理状態を知ると、実はアスペルガーの人に怒りっぽい人はむしろ少なく、非常に我慢強いというのが実態であります。

しかしながら、”キレる”状態に突然なる事が多く、その時の感情が理論的、あるいは発端となった事象と関連が無い場合が多いです。

そのため一般の方からはなかなか理解不能で、これがアスペルガーも含めた、発達障害の特徴と思われています。

 

「アスペルガーが我慢強い」と聞くと、そうではないと考える人が多いですが、アスペルガーが非常に得意とする分野を考えると、それは理解できます。

アスペルガーの最大の特徴は、それほど多くはありません。ただ、目の前で起こる事について、過去の事象、他人の心理状態を想像できない点にあります。

 

その要因となっているのが、「思考の固着」です。アスペルガーの研究はまだまだ発展途上ですが、実際に会話をしてみればよくわかります。

アスペルガーの人の考え方は、「繰り返し」と「こだわり」が尋常でなく強いものです。

従って複雑な事が出来るようでも、臨機応変に状態の変化に対応できません。

 

この「変化」は、成人のアスペルガーの人にも、ある程度の社会性があるため我慢を強いられるのです。

これは絶対に目には見えません。両腕を縛って、足裏の痒みを何時間にもわたって我慢しているようなものです。

この限界を超えた時に、その環境や状況がアスペルガーの人にとって、ずっと理不尽なままならキレることもあるということです。

別の言い方をすれば、それは「緊張の糸がキレる」という理解で間違いないです。

スポンサーリンク

失感情症、アレキシサイミアとは?

心身症とアスペルガーの関係は、幼少期には全く問題にはならないでしょう。

何故なら子供は、自分や家族の為に「働く」という、他人からお金と引き換えに労働を強要され、それを受諾する必要は大抵無いからです。

 

心身症は、成人になる過程で「社会性」とぶつかることで、発症しやすいものです。それは対人関係が大半であると言って良いでしょう。

家族でも、小さな社会性、その集団の中でのルールが出来ているものです。そのルールとは、端的に言えば「常識」です。

この一般的な「常識」が、アスペルガーにとって”キレる”要因を含んでいます。

 

「言われたことに対して、素直に従う」というのは、立場の違いで明確になりますよね。普通は上司や先輩の意見は、反論から先に言わないはずです。

また通常の「常識」では、目上の人は尊敬するとか、立場が同じ人は「仲間」という意識がどこかにあるはずです。

またある程度初対面の人には、「敬語」を使うなど、失礼が無い様にするといった常識を大抵の人は身につけます。

 

しかしこれは、互いに一定の「常識」を前もって持っていないと上手に人付き合いが出来ないはずです。

アレキシサイミアとは日本語で失感情症と呼びますが、心身症ではよく見られる「キレる」行動や言動を指します。

しばし、突然に猛烈に口論したり、喧嘩を始めたりすることがあります。

 

これもまた「緊張」の連続性が非常に長く継続すると、心理的に限界に達するため起こる事でもあります。

こうした心身症は、リラックスできない環境、あるいはそうした職場で拘束されたり、家庭環境がドメスティックバイオレンスな場所である際など、顕著になって突然キレることがあります。

 

そしてアスペルガーの場合は、「強いこだわり」と「繰り返す」ことに執着するため、変化が多い環境や状況は心理的に耐えることになるのです。

このストレスがいっぱいになった時、「キレやすいアスペルガー」といった事を言われるわけです。

 

アスペルガーは自閉症の一種でもあるんですが、自閉症の方が喧嘩や口論をよくする、キレる好戦的な性格であることはまずありません。

アスペルガーが喧嘩や口論を始めた時は、「心理的な限界」が尋常でない場合だともいえます。つまり、それは心身症の一部であるのかもしれませんね。

 

心身症とアスペルガーの関係

アスペルガーの人は、先天性の発達障害であるが故に、長い間の期間で成人であれば、なおさらそれなりの処世術を持っています。

「こだわり」が良い方向へ向くと、非常に個性的で魅力的に思えるため、結婚が早いアスペルガーの男性も多いです。

 

しかし一旦その生活リズムが、自分の思い描いた「スケジュール」通りでなければ、非常に心理的負荷を抱えたままの生活になりやすいのがアスペルガーです。

最初に説明したように、根本的にその場の状態の変化は、「仕方がないものだ」とか、「これをしないと相手に悪い」といった想像力の一部は欠落しているからです。これが意図的に考えていないのが、アスペルガーの特徴です。

 

心身症というのは、精神障害としてはあまり考えてられておらず、国際的精神学会でも、その病名は記載されてはいません。

ある種のストレスによる極度の疲労に近いからでしょう。そのため、心療内科でも大抵は緊張を和らげる薬を処方されます。

問題はこの「緊張の継続」なんですね。

それでは何故アスペルガーは、心身症を抱えるまで、そして口論や喧嘩、キレるほどこの緊張を抱え込むのでしょうか?

スポンサーリンク

追い詰められる環境の変化

アスペルガーの人がキレるタイミングは、一般の人の様に会話の中で、

その内容に関して不当だとか、気に入らない、バカにされたなどで口論や喧嘩を始めるわけではありません。

そうした一般的な口論や喧嘩で人がキレるのは、会話内容を理解しているからですよね。

 

アスペルガーの人も、成人であればある程度理解できます。しかし内容を完全に理解できるわけではありません。

アスペルガーにとって理解できないのは、小さな違いです。

普通の人なら「お人好しのバカ」という意味で、「あいつはバカだ」という場合がありますよね。

 

もちろんこれは、その人を罵倒しているわけではありません。しかしアスペルガーはこの「バカ」という言葉に執着する場合があります。

この言葉の本来の意味は、「あいつはお人好しすぎる」ですが、比喩の「バカ」を理解できないのです。

そのため、この会話を「相手を罵倒している」と誤解します。

 

人の会話は、話の前後の話題を頭の中で何度も呼び出し、組み合わせて理解するものです。

しかし発達障害であるアスペルガーの考えは、非常に単純な場合が多いです。

仕事でも、友達同士でも、人間関係はある程度こうした、「常識」で成り立っているのです。

 

従い、自分では必死にそれでも理解しようとしている状態は、アスペルガーにとっては高い緊張常態をもたらします。

アスペルガーの人が、昼間突然に激しい眠気に襲われるのは、こういった緊張から解放されたいといった無意識な行動でもあると言えます。

 

それも出来ない環境や状況ならやはりキレるというのは、有り得ることです。

アスペルガーの人を追い詰めているのは、実は何気ない「常識」として皆が持つ行動や、言動であるとは皮肉ですね。

 

起点となる、アスペルガーへの不必要な進言

アスペルガーに人と喧嘩や口論をする人を見ていると、必ずあるのが「アドバイス」ですね。

「こうした方が良い」、「それは間違っている」などの進言です。

確かに、理論的にはそれは傍から見ても正しい意見なのですが、前述したようにアスペルガーには、一般的な「常識」という理解が欠落していることが多いのです。

 

特に会話では顕著です。アスペルガーと喧嘩や口論によくしてしまう場合、それは「何故そうした方が良いのか?」、「どうしてそれではダメなのか?」を、アスペルガーの理解へ近づけるように工夫する必要があります。

最も良くないのが、「あなたは、生活が乱れているから」とか、「生まれ育ちが不幸だったから、これからは良くなる」とか、まるで自分が先生の様に、”指導”をすることです。

 

アスペルガーは発達障害であっても、知的障害ではありません。その人の本質を追及したところで、全くの無駄です。

性格も同様ですね。

こうした、想像力を駆使して「なぜそうなるのか?」をアスペルガーに考えさせれば、その時が緊張の限界だった場合、必ずキレるかして、口論や喧嘩も激しいものとなるでしょう。

これはインターネットのSNSでも頻繁に見かけます。

 

喧嘩や口論は、本来のアスペルガーではない

まず一般的な「常識」を理解できる人は、アスペルガーも同様に言葉を省略して、アドバイスや指導、進言はするべきでは無いですね。

こちらの言っている事がなかなか理解されていないのなら、言葉や使う単語を変えて、「あいつは(お人好しすぎて)バカだ。」ではなく、

 

「あの人はいつもお人好しで、自分を傷つけているけど、あれでは辛いんじゃないかと思うんだ。」というように、話を順序たてるように行う方が良いでしょう。

「なんだかな…」などのように、尻切れトンボの話もNGです。この”なんだか”の意味は、アスペルガーの人は、大抵理解できないのです。

回りくどくても、アスペルガーの人が「理解できる範囲」を探る必要があるのです。

 

喧嘩しやすい、あるいは口論好き、キレるなどの行動や言動は、アスペルガーの正体ではありません。

常に理解しようと執拗に考えた挙句、どうにも出来ない自分に対し、否定や「常識」を持ってくることから、それが緊張の限界点を超え、耐えられなくなっているだけです。

 

アスペルガーの人との付き合い方

最後に、アスペルガーの人との付き合い方について少しお話します。

基本的にアスペルガーの人の行動は特殊に見える場合がありますが、様々な経験や体験を過去から引っ張り出して応用できる一般的な人とは、考え方が違うということです。

新しい物事は順番通りに記憶するイメージを持つと良いです。応用がその代り出来ないのです。

 

会話では、普通は「これくらいわかる」ということも、省略して話さない方が上手くいきます。

そして感情的にならないことです。これはアスペルガーの人と会話する時、相手がその発達障害と知らないケースも多いため、非常に難しいですが、人の表情や感情を読み取る能力が低いのがアスペルガーの特徴です。

「思い出し笑い」や、「意味不明な相槌」などもアスペルガーに多いです。

 

しかし忘れないで欲しいのは、こうした人から見て異様に見える場合は、「何かの言葉に反応している」だけで、深い意味はありません。

こういった言動は発達障害にはよく見られるものですから、ある程度は見逃し、聞き流して、会話は常にかみ砕いてわかりやすく心がけると良いでしょう。

それがアスペルガーの人にとって、キレる言動を抑える事にもつながるのです。


スポンサーリンク

 - アスペルガーの特徴 , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

【細かいことを記憶している】アスペルガーは記憶力が良い?悪い?

アスペルガーになると記憶力が良い? アスペルガーの人の特徴に抜群の記憶力がありま …

えっそれも嘘?アスペルガーが嘘つきになってしまう理由とその症状

「きみって嘘つきだよね。そんなふうにわかりやすい嘘ばかりついてるのって、損しない …

アスペルガーの原因に迫る!原因はやはり遺伝的なものにある?

アスペルガーの原因は? アスペルガーの発症の原因はどこにあるのでしょうか? 実は …

アスペルガー受動型の特徴~恋愛から仕事、生き方まで~

アスペルガーの受動型について アスペルガー症候群の中には受動型に分類されるものが …

簡単に5分でできる!大人のためのアスペルガー診断テスト

大人のアスペルガーの診断法 大人になってようやく、自分はアスペルガー症候群なので …

どっちのタイプ?アスペルガーの服装へのこだわり。あるいはまったく無頓着か

アスペルガーの服装のこだわり アスペルガーは服装へのこだわりがあるといわれていま …

原因は1つじゃないかも。アスペルガーに関係の深い8つの二次障害

アスペルガーによって起こる二次障害 アスペルガーは、二次障害が現われる場合があり …

アスペルガーが嫌いな人のタイプや物、食べ物などまとめ

アスペルガーの人が嫌いなことについて アスペルガーの人は嫌いなタイプの人や物があ …

アスペルガーは天才の可能性を秘めている!その特異な才能とは?

アスペルガーは才能にあふれた天才集団 アスペルガーは周囲との人間関係でトラブルを …

あなたは何タイプ?アスペルガーの中でも分けられる4つのタイプ

アスペルガーのタイプ アスペルガーには4つのタイプがあります。 この分類は、本人 …