アスペルガーは謝らないんです!人として素直にごめんと言えない理由
2017/09/22
アスペルガーは謝らないことが多いです。
しかし、単純な理由のみで謝らないのではなく、アスペルガー特有の問題を抱えてしまっているため、謝るという行為に対しての理解が、普通の人より劣っているというケースもあります。
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世間と隔離されていることが多い
アスペルガーは謝ることができないとされる理由ですが、主に世間と隔離されている、もしくはそのように感じているため謝れないということが多いです。
普通に考えると、そのような精神状態をおかしいと思うものですが、アスペルガーは謝らないのではなく、理解できない状況にあるので、謝らないだけということを正しく理解しておきましょう。
例えば、感情的に怒るような行動をとっても、ただ騒がしい人に絡まれているだけというふうに解釈するので注意してください。
なぜ、怒られているのかを正しく理解させるためにも、まずは、どのような問題を相手が起こしてしまったのかを理解させます。
例えば、「あなたのせいでこちらに迷惑がかかってしまった、なので謝りなさい」というケースでは、「あなたがこぼしたコップで服に水がかかってしまった、謝らないと許すことはできない」というふうに伝えるのです。
具体的な内容も含めて、謝らなければいけない状況だと理解すると、目に見えて反省するアスペルガーは多くいます。
謝るのは絶対に嫌と思っているのではなく、理解できないことは理解できないというジレンマにかられているのが、アスペルガーの大きな特徴でしょう。
人の話を最後まで聞かない
アスペルガーの多くは、コミュニケーション能力が低いことを指摘されています。
そのせいもあり、話を真面目に聞いても馬鹿にされるだけなのではないかと、会話そのものに恐怖心を感じているアスペルガーもいます。
このような相手の場合、ボリュームを下げて会話を継続してみると良いでしょう。
誰にでも言えることですが、相手が酷い剣幕でしゃべっている時は、下手な反論が許されないことを理解しているため反論しないものです。
アスペルガーは空気を読めない人物ではありませんので、どのように謝ったとしても許さないという雰囲気を作り出さないほうが良いでしょう。
このような行動を取ってしまうと、アスペルガー特有の頑固さが表に出てくるようになり、大声で怒鳴っている人は誠実ではない、なので自分のほうが正しいとさえ思ってしまうこともあります。
これではお互いに感情論しか行えなくなってしまいますし、酷いケースでは泥沼化することもあるでしょう。
一般の人は、精神的にはアスペルガーより上です。
精神的に余裕をもって思考し会話できるのですから、子どもと会話するくらいの余裕で、落ち着いた会話を行ってみると、すんなりとアスペルガーが謝ることもあるでしょう。
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自分は悪くないと思い込んでいる
社交性が低いので謝らないアスペルガーもいます。
自分が悪いことはわかっているが、どうにかして謝りたくないというアスペルガーなのですが、このようなタイプのアスペルガーは、実は謝らせることが難しくないアスペルガーに相当します。
その理由ですが、複数の人物であり人の集団に対して弱いからです。
詳しい性質の説明は割愛させていただきますが、人というのは、集団に慣れている人、慣れていない人に分類することができます。
アスペルガーは後者なのですが、少人数に対しては強気という悪い癖があり、この面が増長されてしまうと、どのような場面であっても自分から謝れない人物になってしまうのです。
しかし、人の行為の良い悪いを人数で判断する傾向があるので、周りの人と協力しあって説得、説教すると思いがけない効果を得ることもあります。
そのため、このようなアスペルガーは謝らせることが難しくないのです。
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