アスペルガーと統合失調症は併発する?似ている症状について
2018/04/20
アスペルガーと統合失調症の併発について、併発のリスクだけでなく、具体的な症状も案内しています。
また、近年では新しい情報も多く出てきているので、新しい情報も踏まえて、併発に関するリスクがどのように変わったのかも案内しています。
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併発する可能性はそれほど高くない
アスペルガーと統合失調症は併発しやすいと言われていますが、実際は、それほど併発すると定まっているわけではありません。
というのも、今では早い段階で病院で診断、治療を受けている人が増えているからです。
過去であれば、このような肉体、精神の障害に関しては、簡単に治らないものと決めつけていることが多く、また、本人の努力、心の持ちようが大きな影響を与えていると考えられていました。
そのため、早期発見に遅れてしまうことがあり、簡単に治療を行えない、もしくは、他の病気、障害を併発している状態から、治療をスタートさせる人が多くいたのです。
このような過去があるので、今でも、アスペルガーと統合失調症は併発することがあるという情報が存在します。
また、病気、障害の併発に関するリスクですが、置かれている環境によっても変化しやすいことがわかっています。
例えば、周りの人が病気、障害を理解してくれないケースでは、治療にかかる期間が長くなりやすいため、その影響で、他の人と比較して併発するリスクが2倍以上になることもあるのです。
逆に、周りの人が病気、障害を理解してくれるケースでは、併発した場合でも安心して治療できるという気持ちから、治療にかかる期間が短く、併発することがほとんどないという状況になります。
私も、アスペルガーとしての体験が存在するため、周りの人が理解してくれる、協力してくれるというだけで前向きになったことを覚えています。
アスペルガーは、思われている以上に精神に負担をかけることが多いので、うつ病と同じで、周囲に協力を呼びかけることは大事です。
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症状の違い
アスペルガー、統合失調症の症状ですが、以下のように大きな違いがありますので、判別そのものは難しくありません。
例えば、アスペルガーの場合は独特な考え方を持ち合わせていることが多い、しかし、肉体、精神の問題でトラブルを起こすとは限りません。
しかし、統合失調症の場合は精神が錯乱することもあり、日常において、いきなり常識から外れた行動を繰り返すこともあります。
例えば、注意されただけで大泣きしてしまう、体調が急に悪くなり倒れてしまう、記憶が混濁しているのか、物事を上手に説明できなくなるといった、特徴的な症状が表れやすいのです。
錯乱することが良くあるので、アスペルガーと比較するまでもなく、症状を見分けることが可能になっています。
うつ病も併発しやすいと言われている
アスペルガーは統合失調症だけでなく、うつ病を併発してしまうリスクも高いと言われています。
というのも、アスペルガーとして悩まされていると、コミュニケーションに自信を失ってしまうからです。
常に自分の言いたいことを言ってしまうことが多く、嘘をつけないという問題も存在します。
付き合いが長い相手であれば許されるのですが、そうではない場合は、相手と喧嘩になってしまうこともあります。
すると、社会生活が充実したものとならないので、段々と気持ちが陰鬱になってしまうこともあるのです。
また、アスペルガー、統合失調症、うつ病のすべてに言えることなのですが、病院でカウンセリングを受けたほうが良いです。
というのも、人によっては過去の出来事が引き金となって、テンションが上がらないという人もいます。
ですが、過去の失敗、苦痛などをカウンセラーに話すと、それだけで気持ちがスッキリとすることが良くあります。
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