アスペルガーと自閉症の違いって?それは知能・言語の発達にあった
アスペルガーと自閉症の差について
アメリカの精神医学会の分類によると、自閉症とアスペルガーは自閉症スペムトラム障害という同一のカテゴリーに分類されるようになりました。
アスペルガーと自閉症はどのような点が同じでどのような点が異なっているのでしょうか?
ここでは、アスペルガーと自閉症の共通点と相違について紹介します。
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言語と知能
アスペルガーと自閉症の差は言語と知能の能力の差にあります。
アスペルガーの場合には言語と知能は正常ですが、自閉症の場合には言語と知能の遅れが見られます。
アスペルガーの場合には、一般の人に比べて知能と言語の能力は高い場合が多くなります。
非常に高い知能指数を示すこともあります。
一般の人が苦労するような膨大な量の暗記も、簡単にこなしてしまうことがあります。
根気の必要なパズルを長時間集中して取り組んでやり遂げてしまうこともできます。
一方で、自閉症の場合には学習障害が現れて、一般の人ができる読み書き計算などを行うことができなくなります。
想像力
アスペルガーは知能・言語レベルは非常に高いのですが、想像力は非常に低くなります。
自分の知識をそのまま、使うことは非常に得意なのですが、それを応用してクリエイティブに使うのは苦手となります。
アンバランスな感じを周囲に与えます。
自閉症の場合にも、想像力は低くなります。
もともと、知能レベルが高くないので、想像力を生み出すことができなくなります。
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人付き合い
アスペルガー、自閉症ともに人付き合いが苦手になります。
その場の空気や相手の気持ちを読み取ることができないので、場を白けさせてしまうことが多くなります。
相手を不快にしてしまうケースが多くなるので、人付き合いが長続きしなくなります。
コミュニケーション
アスペルガー、自閉症いずれの場合においても、コミュニケーション能力が低下します。
自分の思っていることをどのようにしたら、相手に理解してもらえるかを想像することができません。
相手の言うことを十分に理解できないので、言葉のキャッチボールをすることができなくなります。
コミュニケーションの不足によって、引きこもりになってしまうようなこともあります
こだわり
アスペルガー、自閉症の方には一般の人では考えられないようなこだわりがあります。
自分なりの規範があって、それを守らないひとを許すことができなくなります。
更には、自分の規範を実行しようとして、自分に過大なタスクを科してしまうようなこともあります。
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