どう関わっていくのが正解?子どもの自閉症への対応方法
2016/12/28
自閉症の人との対応や関わり方で悩みを抱えている人も多いと思います。
特に学校や保育園など子どもを教育していく場で、指示をしたり教えたりする事が必要な場合、どのような事に注意する必要があるのでしょうか。
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自閉症の特徴を知る
自閉症への対応の仕方で重要なことは、自閉症の特徴を知る事が大切です。
自閉症は、対人関係の障害、コミュニケーションの障害、こだわり行動、想像力の障害などがあります。
この特徴に、知的障害などが加わってくることで、軽度~重度という判断をします。
多くの軽度の自閉症の場合、言葉の遅れなどがなく、知能障害もないため、一見自閉症とわからない場合もあります。
先に挙げた、自閉症の特徴はすべて持っていると考えて対応していく事が大切です。
指示の仕方を工夫する
保育園や学校の先生たちが自閉症の子への対応で良く悩むのが、指示の出し方です。
自閉症の子はコミュ二ケーションの障害があるため、健常者と同じように言葉だけで伝えても伝わらない事があります。
指示をするときは、その子どもの特性にもよりますが、絵を描いたカードを見せて視覚に訴えたり、
想像力が乏しいという場合は、明確に伝える、具体的に伝えるなど曖昧な表現を避けるようにする事が大切です。
時間に対する自閉症の子どもへの対応
自閉症の場合、一ケ所にじっとしていられなかったり、時間を守る事ができなかったりと、社会生活に支障をきたす事があります。
これも自閉症の子の対応で大切な事ですが、予定を書きだすなどの工夫で、明確に伝えてルーティーン化する事で、すんなりと溶け込める事もあります。
時間を守る概念が見られない場合は、少し工夫して入ってこられるようにする事必要です。
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コミュニケーションの取り方とパニックへの対応
自閉症の子はまわりの空気が読めない場合があるので、その場合コミュケーションが取りづらい事があります。
自閉症の子とのコミュニケーションへの対応の仕方で大切なのは、会話のキャッチボールができないなど、
一方的に話をするなどの行動がある場合は、自分の意志を伝えて言葉を止める事が必要です。
話を聞く番という、順番を教えてあげましょう。
また、日常生活のなかで、予期せぬことが起こると、突然パニックをおこして暴れてしまう事があります。
そうなったら、大きな声を出したりせずに、冷静に一歩おいて見守るなど、あくまでもこちら側が冷静に対応する事が大切です。
自閉症と聞くと、言葉を発することができる、意志の疎通がままならない人をイメージしてしまいますが、軽度から重度、広い範囲の症状があります。
これらの症状を見極めて、その子どもの行動をしっかりと把握して理解してあげる事が、一緒に学んでいく上で必要な行動といえます。
自閉症の子どもへの対応の仕方で重要なのは、こちらの伝え方を工夫する事で、
しっかりと意志の疎通をはかる事ができるので、自閉症の特徴を理解して接していく事が大切です。
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