現実的に自閉症の将来について就職に就けない場合を考える
2017/03/18
自閉症のこどもを抱えていると将来についての不安は、考えても、考えてもなくなる物ではありません。
実際に、就職につく事ができなかった場合、自閉症を抱えている大人はどのように暮らしている人が多いのでしょうか。
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実際に社会生活が困難な場合
自閉症を抱えていても、将来しっかりと就職をして働いている人が多いのも現実です。
この場合、軽度や知的障害も少ない場合が多く、障害者雇用などを活用して就職している人が多くなっています。
しかし、実際に就職する事も難しく、社会に溶け込めずにいる人がいるのも現実です。
この場合、重度の自閉症と重度の知的障害を抱えている場合も多く、成人した後の生活など、自閉症支援施設や、障害者支援施設や入所している人も多くなっています。
施設を利用する
施設は、居住型のため、健康管理はもちろん、日常生活での仕事なども指導してくれます。そうすることで、安全に生活する事ができます。
居住型施設のいいところは、生活する人の特性に合わせてくれるという点です。
施設で作業する事で収入を得る事も可能です。
グループホームやショートステイ
こういった施設に関しては、地方自治体での運営になるため、どうしても入居を希望しても、全員が入居できるというわけではありません。
そのため、入居できなかった場合は、グループホームやショートステイなどを利用している人も多くなっています。
この場合、あくまでも自宅から通うという事が前提になるため、自宅での生活費や家賃などが心配になります。
親が先にいなくなってしまった場合を考えると、これも自閉症を抱える家族にとって、心配な事のひとつといえます。
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将来のお金の事
自閉症の多くは、幼児期に診断されている事が多く、療育手帳などを持っている事がほとんどです。
20才になっても、知的障害や社会性の問題から働ける見込みなどがない場合は、障害基礎年金を受給する事も可能です。
この場合、20才前に自閉症と診断されている事が重要となるため、将来障害基礎年金の受給を希望する場合は、早めに制度を確認しておくことも大切です。
その他、国や地方自治体からの支援はどのようになっているかなど、あらかじめ、色々リサーチし手おくことで、将来への不安を取り除く事ができます。
多くは社会に溶け込めるのであきらめない事が肝心
実際に、療育を進めていく事で、かなりのケースが社会に溶け込んで生活する事ができます。
そう考えると、就労や社会生活を諦めるのではなく、あくまでも保険として、
支援施設や年金について、一人になっても生活して行けるすべを調べておくと、共に歩んでいく上での力となってくれます。
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