重度の自閉症の症状とは施設へ預ける事への境界線
2017/03/22
自閉症の症状も様々で、軽度~重度まであります。
一般的に重度自閉症と言われる症状はどのような症状なのか。
弟の自閉症は中度~重度だと診断されているので、そのあたりの体験を踏まえながらご紹介します。
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自閉症重度~軽度
自閉症は、
①コミュ二ケーションの問題
②対人関係の問題
③限定された物事へのこだわり、という3つの行動がすべて当てはまる事で自閉症と診断されます。
特に、コミュニケーションの問題の中で重要な、言葉の部分が、軽度と重度の境目ともいえます。
軽度でも自閉症の3つの要素は持っている
軽度の自閉症の場合は、言葉の遅れがなくしっかりと話をする事ができます。
しかし、言葉は出ていても、コミュニケーションの問題は抱えているため、自閉症の抱える。
言葉の理解度は同じで、予測ができないため、言葉の意味を真正面からとってしまい、
冗談が通じなかったり、意味を勘違いしてトラブルになるなどのケースがあります。
自閉症自由度は合併症も多い
自閉症も重度になると、言葉がうまく話せないことに加えて、知的障害などの合併症を併発している事が多くなっています。
この場合、自閉症と診断されるのも早いということもありますが、最重度になってくると、
知的障害以外にも、学習障害や、注意欠陥多動症など、あらゆる発達障害を併発していて、社会生活はもちろん、家庭での生活も困難なケースもあります。
この場合は、家族の安全や本人の安全を守る為にも、施設などへの入所を勧められる事もあります。
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施設への入院は本人の安全を守るため
自閉症が重度になってくると、本人の安全を守るためにも、施設の利用を検討される事があります。
こどものころに入院できる施設は2種類あり、医療と療育を受けられる医療型の、
第1種自閉症児施設と、療育のみを受けられる福祉型の第2種自閉症児施設があります。
いずれの施設も、医師などの判断で独立自活のために必要と診断されると入所する事ができますが、
多くの場合は、重度の自閉症の方が優先となるため、空き待ち状態になっている事がほとんどです。
福祉型は軽度の自閉症から入所はできますが、やはり多くの受け入れ態勢ができているというわけではないので、重度の方が優先となります。
軽度の場合は、通園で療育園に行く人が多い
この場合、入院して療育ではなく通園して、療育園などで、生活指導などを行ってもらう事になりますが、
療育園も市町村によって受け入れ枠などがあるため、事前に見学はもちろん、すんなりと入る事ができるのか状況なども確認しておくようにしましょう。
20才を過ぎると、障害者支援施設へ移動となりますが、自閉症も重度の場合は、
保護する意味でも、施設への入院が必要ですが、ある程度、社会生活が可能な場合は、
しっかりと過程で生活をしている人がほとんどなので、とにかく安全面などの状況をみて、施設への入院は検討する事が必要です。
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