幼児の自閉症の特徴まとめ~特徴的な遊び方や話し方、歩き方など~
2017/04/18
こどもの行動を観察していて自閉症なのでは?という不安をもっている方も多いと思います。
自閉症が疑われる幼児の特徴的な動きや遊び方はどのようなものなのでしょうか。
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自閉症の幼児を見分けるには
自閉症のこどもの特徴は、幼児期になると遊び方や話し方、歩き方などでうでて来るといわれています。
そのため、自閉症と診断を受けるのが、言葉を話し始める3才前後が圧倒的に多くなっています。
これは、自閉症の診断には3つの要件があり、コミュニケーションの問題、対人関係の障害、限定された物事へのこだわりという、
3つがそろっている事が診断の決め手となるため、それらの発達が見られる3才前後に診断されるケースが多いようです。
0歳からの傾向
年齢別の目立った行動としては、0歳の頃は判断が難しいといわれていますが、特徴的な行動に、抱っこを嫌がるという傾向があります。
特に、母親が抱っこをしても癇癪をおこしたように泣き続けたり、体をのけぞる場合があるといわれています。
特に初めての育児の場合は、抱っこが上手にできずに泣いている場合もあるので、何とも言えませんが、
嫌がっても根気強く抱っこを続けて、安全で安心できる場所という事を教えていく必要があります。
1歳頃で診断されるケースもある
また、1才前後になるとでてくる発達に、人見知り、後追い、親のマネなどがありますが、
自閉症の疑いのある幼児は、これらの行動がみられない事があります。
また、言葉を発しても、ずっとオウム返しで、コミュニケーションがとれないのも特徴です。
言葉の発達が見極めるコツ
ボーダーラインは3才です。
3才になると、言葉の発達が遅かったこどもも、多くの子は上手に話をし始めます。
自閉症の疑いのある幼児は、全く話をしない、3才を超えてもあまり言葉がでてこないな、同じ語句ばかり繰り返すという特徴もあります。
実際に、言葉がけが遅い子もいるので、これだけで自閉症と判断する事はできませんが、言葉の発達が遅いと感じたら専門家に一度相談をする事も大切です。
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特徴的な遊び方
そのほか、遊びの仕方も特徴的です。
一般的に、好む遊び道具ではなく、自閉症の特徴である、ひとつのものへのこだわり行動が現れてきます。
おもちゃではなく、空き瓶の蓋や布、道具ではなく、数字やマークなど子どもがあまり興味を示さないものに強い興味を占めして、
遊びを始める子が多くなっています。
歩き方や行動観察も重要
そのほか、歩き方や動きの特徴として、上下にはねるような歩き方やつま先立ちで歩く、くるくる回る、頭を打ち付けるなどの行動がでてきます。
こどもが自閉症かもと不安になっても、自分の判断で自閉症と見極めるのはむずかしいものです。
自閉症は、早めに気づいてあげる事が大切です。
これらの特徴を基本に、不安を感じたら、専門家に相談するのがおすすめです。
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