自閉症の結婚はどうなる?その生活の成功例とは
2016/11/12
自閉症とわが子が診断された時、真っ先に考えるのが、子どもの将来に対しての不安だと思います。
一気に落胆して将来を絶望視している人も多いと思いますが、実際に就職や結婚、出産をしている自閉症の人はたくさんいます!
今回は実際にあった周りの自閉症の人たちの中で、幸せな結婚に成功した例をご紹介します。
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自閉症の症状によっては就職、結婚、出産も可能
自閉症と一言で言っても、重度のものから軽度のものまで、その症状は広範囲です。
中でも、知的障害を伴わない軽度の自閉症の場合は、結婚も出産もでき、生活自体支障なく過ごしている人がほとんどです。
ポイントは周囲の理解
自閉症という障害を抱えての結婚や就職は、自閉症という障害に対してしっかり周囲の人が理解して、
問題なく過ごしているように見えても、サポートしてあげる事が大前提といえます。
親や兄弟もそうですが、なにより、結婚するとなると配偶者の理解なしには成り立たないので、
長らくおつきあいして結婚に至ったとしても、生活するとなるとまた勝手が変わってきます。
そのあたりも、親や兄弟とのかかわりが重要となります。
しっかりと、サポートをしてもらいながら、家庭を築いていく事が必要です。
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普段の生活できる事とできない事を理解する
軽度の自閉症と行っても、やはり自閉症特有の症状はあります。
料理はできてもレパートリーが少なかったり、掃除や洗濯はできても、季節ごとのエアコンの掃除や換気扇掃除はできないなどがあります。
突発的な事が苦手なため、自責の念にとらわれないように注意しなければなりません。
普段から夫婦で料理を分担したり、エアコンの掃除や換気扇は夫が担うなどの工夫をして、サポートしてあげる事が大切です。
また、子育てに関してもそうで、突発的な事が起こる確率の高い育児は、時にはパニックになってしまう事もあるため、
こなしているように見えてもまわりのサポートは必須と考えておくようにしましょう。
心配される子どもへの遺伝
自閉症を抱えている人と結婚するにあたって、不安になるので、子どもへの遺伝ではないでしょか。
実際に、子どもへ遺伝するかどうかは現状わかっていません。
しかし、遺伝子が近いと発症する可能性は高くなると言われているので、まったくないとは言い切れないのが現状です。
しかし、その可能性を考えると、自閉症ではない子が産まれる可能性も高いので、
こどもへの障害の可能性だけで、結婚を踏みとどまるのはまた違うのではないでしょうか。
自閉症であっても、就職や結婚、出産を経験している人はたくさんいます。
今、目の前に子どもの将来を考えると何も見えないという人もいると思いますが、たくさんの事例を知って、希望を持つ事が何より大切な事なのではないでしょうか。
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